NPO法人子ども研究所

NPO法人子ども研究所の活動報告です

生活技術教室(門沢橋小学校2019.8.23)

今年度2回目の生活技術教室になります。

 

今回は、『海老名市立門沢橋小学校』に伺わせていただき、「えびなっ子スクール」の体験活動の一環として、お邪魔させていただきました。

 

今回の生活技術教室は、前半の1コマは1〜3年生の低学年、後半の1コマは4〜6年生の高学年が受講するため、計2コマ担当させていただきました。

前半は研究会員の谷田貝円先生、後半は橋本樹が担当致しました。

 

前半の低学年は、教室に集まると、"なにをやるのだろう…?"と期待感たっぷりでそわそわしている様子でした。

しかし、講師の先生が話を始めると、すぐに注目して真剣に聞こうとしていました。

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今回は、鉛筆の持ち方と箸の持ち方を指導しました。

いつも持って書いている鉛筆ですが、いざ「ちゃんと正しく持とう」と言われると、"あれ?こうだっけ…?"と苦戦しながら、鉛筆を持って書いていました。

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鉛筆の使い方と箸の使い方は似ているため、鉛筆がきちんと持てるようになってから、箸を持ち始めました。

箸も、自分がやり慣れているいつもの持ち方とは違い、ぎこちない動作になってしまいます。

それでも、教えてもらった持ち方をやってみて、それでスポンジや豆をつまめると、"ほら、できたよ!見て!!"と研究会員の方に見せてくれるのが、とても微笑ましく思いました。

 

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わずか50分という短い時間でしたが、始めよりもずっと上達していた子どもたちでした。

 

続いて、高学年の子どもたち。

自信満々で意気込んでいましたが、いざやってみると、意外と難しい様子で次第に、真剣に取り組むようになっていきました。

それでも、日頃から意識している子も多いのか、少し指導すれば、伝統的な正しい持ち方に直る子も多くいました。

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ぜひ、今日で終わりにせずに、今後とも意識して、正しい箸の持ち方が定着してくれるといいなと思っています。

 

 

低学年も高学年も、子どもたちは、しっかりと話しを聞いて、

真剣にやりつつも、楽しく、鉛筆と箸の持ち方を習おうとしていたように思います。

そのため、とても上達しました。

定着するまでは、ぎこちなく、やりにくくて使いづらいと思いますが、慣れれば最も使いやすい持ち方が伝統的な持ち方(正しい持ち方)なので、今回をきっかけにして、身につけてくれればいいなと思っています。

 

色々な鉛筆・箸の持ち方をする子どもたちがおり、"どうすればうまく伝わるのか"、"どう教えれば直せるようになるのか"と、私たち研究員も、とても勉強になった1日でした。

その機会を与えてくださった、門沢橋小学校の教職員の皆様、保護者の方々、子どもたちに、感謝しております。

 

(橋本樹)