いわき調査 2019.8.20〜22
戸田調査に引き続き、福島県いわき市にて、子どもの生活技術調査を行いました。
今年も、小名浜港にある『いわき・ら・ら・ミュウ』のスペースをお借りして、調査をさせていただきました。
戸田調査と同様に、今回調査を行った内容は、
・紐結び
・ボタン掛け
・座り方/立ち方
です。
紐結びは、「やったことない…」「できない…」と言う小さい子も多かったのですが、やってみようとしてみたり、調査員や保護者の方に教えてもらったりして、取り組んでくれていました。
ボタン掛けは、「これはできる!」と張り切ってやってみるのですが、小さいボタンで首の部分や袖口に苦戦する子もいましたが、一生懸命、取り組んでくれていました。
立ち方(片足立ち)・座り方は、10秒間その姿勢をキープできれば a(できた)、その形を作れても、保っていられない場合は b(できない)と判定しています。
片足立ちは、フラフラしながらも、やるのが楽しくて、笑いながら何度も挑戦してみたり、
右足では足をついてしまったけど、左足でやってみると出来たりと、様々な姿が見られました。
中高生のほとんどは、10秒位は安定して立てていたようにみえました。
座り方は、そんきょ・ウンコ座りをしてもらいました。
どうやってやるのか、真剣に聞きながら、真似してやってくれていました。
かかとを上げないウンコ座りではしっかりとバランスがとれても、かかとを上げるそんきょではフラついてしまったら…その反対もあったり…と、バランスをとるのに苦戦する子もいました。
しかし、昨今、「そんきょができない」「バランス感覚が悪くなっている」などと聞くこともありますが、今回の調査では、思っていた以上に、バランスをとって立ったり座ったりできる子が多いような印象でした。
(詳しい実数は報告書にてお知らせ致します。)
2泊3日で行った調査で、約200名の子どもを調査させていただきました。
調査に参加してくれた子どもたち、調査を行うに際してお力添えしてくださった現地の方々、調査してくれる子どもたちを勧誘に行ってくれた目白大学の学生たち、
多くの方々のご協力から、今回の調査を実施でき、感謝しております。
ありがとうございました。
また、今回の調査に参加された研究員の皆さんもお疲れ様でした。
この経験をまた次に繋げていきたいと思っています。
今年度の次回の調査は、10.12の宇都宮調査です。
またご報告させていただきます。
(橋本樹)